オランダのサファリパーク「ベークセ・ベルヘン(Beekse Bergen)」子連れ宿泊記|2歳・0歳と1泊2日

公開: 2026-07-29

7月末、長女の2歳の誕生日祝いを兼ねて、オランダのサファリパーク「ベークセ・ベルヘン(Safaripark Beekse Bergen)」に1泊2日で行ってきました。ティルブルフの近くにあって、ハーグからは車で1時間半ほど。

実は長女が生後6ヶ月の冬に一度行ったことがあって、動物が大好きになった今、成長したらどんな反応をするのかな?というのも楽しみのひとつでした。結論から言うと、反応は赤ちゃんの頃と全然違って、連れて行って本当に良かったです。この記事では、車で回るオートサファリの様子、動物が見える部屋に泊まった話、子連れならではの反省点まで、実体験を書いていきます。

ベークセ・ベルヘンはどんなところ?

ベークセ・ベルヘンは150種類以上の動物がいるサファリパークで、面白いのは「回り方」をいくつも選べること。自分の車のまま回るオートサファリのほか、バスサファリ、歩いて回るウォーキングサファリボートサファリまであります。

さらに、パークに隣接して宿泊できるサファリリゾートと、子ども向けの大きな遊び場Speellandもあるので、たくさんある楽しみ方の中から、自分たちの家族に合う組み合わせを選ぶイメージです。我が家は今回、オートサファリ+リゾート泊を中心にしましたが、1泊2日でもとても全部は見きれませんでした。料金や営業時間などの最新情報は公式サイトでご確認ください。

ちなみに今回は、夫が子どもたち用に「旅のしおり」を作ってくれました。行程表に動物ビンゴ付きです。

※名前など個人情報の箇所はマスクしています

前回の冬の訪問では、寒さのせいか動物がなかなか見えないこともあったのですが、夏は日が長くて動物もいつも見えて、季節としては大正解でした。

オートサファリ:バイソンが1メートル先に

初日はチェックイン(15時)前の時間を使って、まずオートサファリへ。自分の車のまま入れるので、チェックイン待ちの30分〜1時間をそのまま観覧に充てられるのが効率的でした。

これが想像以上の迫力で。バイソンが1メートル弱の距離まで近づいてきたり、ラクダが車の間を縫うように走ってきたり。道路のすぐ横に動物が横たわっていることもあって、「道、塞がれてない…?」とヒヤヒヤする場面も含めて、普通の動物園では絶対に味わえない体験でした。ダチョウや小さな赤ちゃん鹿、ハイエナ、ライオンのコーナーもあります。

肉食動物のエリアは柵がないぶんある程度距離が取られていて、そのかわり草食動物は本当に間近。

フロントガラス越し、ラクダが車のすぐ横まで

ひとつ大事なことを。オートサファリに入るときには「窓もドアも開けてはいけません」と言われます。実際には開けている車もちらほら見かけましたが、ここはちゃんと守りましょうね。かなり昔、オートサファリ中に車から降りてしまった家族がチーターに追いかけられた映像がニュースになったこともあるくらいなので…。動物との距離が近いからこそ、ルールは守ってこその楽しさです。

子連れ目線で良かったのは、車から降りずに全部見られること。この日は雨がぱらつく時間帯もあったのですが、2歳と0歳を連れていても天気を全く気にせず回れます。道が2車線になっているところでは、じっくり見たい車は停まって、先に進みたい車は追い越せるので、自分たちのペースで回れるのもストレスがありませんでした。

娘は窓の外の動物を指差しては大興奮。「動物への反応で子どもの成長がこんなに分かるんだ」というのが、親としては一番の収穫だったかもしれません。

サファリホテル:キリンを見ながら目を覚ます

今回の一番の贅沢は宿でした。サファリホテルのSavanne Roomというサバンナビューの部屋で1泊。コテージ風の部屋が動物のいるエリアを囲むように建っていて、部屋やテラスから直接シマウマやキリン、大きなサイが見えるんです。

朝はキリンが動くのを見ながら目を覚まし、夜ご飯のあとは家族でテラスに出てのんびり動物を眺める。アフリカのちょっと良いホテルにバカンスに来たような気分でした。

子どもたちが寝静まった後、22時半〜23時ごろまで夫婦でテラスでお茶をしながら、暗くなっていく中で動物の動きを見ていた時間は、今回の旅行で一番雰囲気のある時間でした。

部屋自体も満足度が高くて、バスタブがしっかりあって水圧も良く、アメニティはフランスのNUXEブランドとのタイアップ。シャンプーもボディソープもハンドソープもNUXEで、タオルも良いものでした。

特別な演出:誕生日の飾り付けとお土産 チェックインしてお部屋に入ると、パーティー用の飾り付けが施されていました。壁や窓、テレビやベッドまで。これには親子ともどもテンションが上がりました。サイドテーブルには、パーティー用の帽子・ピロピロプー?吹き戻し?・Beekse Bergenのコップ・チョコレートバーが置いてありました。

壁には「PARTY ANIMAL」のガーランド

長女は「あっぴーあっぴー(Happy Happy)」とはしゃいで走り回っていて、みんなに帽子を配ってました(笑)ひとしきりはしゃいだあと、家族みんなでその帽子をつけて記念写真を撮りました。

ホテルのロビーの巨大キリンのぬいぐるみと娘

通常の宿泊だと上記のようにつかないのですが、予約時にいろいろなオプションの中から選べます。使い料金は必要になりますが、誕生日や何かの記念で行くと良い思い出になります。

子連れの現実:ビュッフェはドタバタ

正直に書くと、食事は反省点です。夜ご飯は受付併設のクラブハウスのような建物でビュッフェだったのですが、2歳と0歳連れだと親は食事に集中できません。長女は人の多さで落ち着かず長くは座れないし、0歳の長男は慣れない環境で泣いてしまうし。結局ちょこっと食べたきりで、家族全員で落ち着いて食べるところまではいきませんでした。朝食も同じくドタバタ。

次に行くときは、部屋で食べられる形にしようと夫婦で話しています。(カリブタウンでは持ち帰りメニューがありました)

一方で、リゾート内の複合施設「カリブタウン」(子どもの遊び場・プール・レストランが入っています)は娘が大はしゃぎ。いつも以上に興奮して手が付けられないくらい遊んでいました。その疲れもあってか、夜はぐっすりでした。

2日目と、まさかの帰り道

2日目は朝ごはんのあと、もう一度オートサファリへ。前日に見きれなかったところを回って、余裕を持って12〜13時ごろに帰路につきました。

…が、ここでまさかの事態。高速を走っている途中で、車にオーバーヒートの警告が出ました。

すぐに高速を降りて10〜15分停車。実は1ヶ月ほど前にも冷却水不足で同じ警告が出たことがあったので、「また冷却水漏れかな」と予想して、近くのShellのガソリンスタンドへ。ところが置いてあるのはワイパーの洗浄液だけ…。そこからホームセンターのGamma(オランダのDIYチェーン)にたどり着いて、30分ほど休憩がてら冷却水を補充しました。が、結局原因は冷却水不足ではなかったようで、その後は高速をゆっくり走ってなんとか帰宅。1時間半の予定が、3時間半かかりました。家に着いた頃には家族全員疲労困憊。夏の遠出は車のコンディションも事前に見ておくべきでした…。

ちなみにオランダの車生活では、ロードサービスのANWBに過去2回お世話になったことがあります。その話もオランダ生活の一部として、いつか記事にしようと思います。

まとめ:オランダ国内で、のびのび楽しむ

初日の夜、子どもたちが寝たあとにテラスで夫婦で話したことがあります。オランダの多くの家族はバカンスで国外に出かけるけれど、うちは現地の人が行くような場所で、オランダ国内の楽しみを見つけているね、と。

ショッピングや街歩きよりも、自然に囲まれて子どもたちがのびのび楽しめる場所。それが結局、子どもにとっても一番良いんじゃないかなと思っています。時間無制限でやりたいことを思いっきり楽しんで、泥まみれになっている姿を見てこちらも嬉しかったですね!

1泊2日では大きめの遊び場など見きれなかったところやもう少し大きい子が対象のものもあるので、それは次回以降の楽しみに。また必ず行きたい場所になりました。